調剤薬局を開業する際に共同経営はやめておけ!と以前のコラムで書きました。
しかし、パートナー、つまり恋人や奥さんの存在は非常に大事です。経営者を目指す際、いくらマインドの強い人間でも挫けそうなる瞬間が必ずあります。
僕は基本的に精神論は嫌いです。でもやはり人間ですから、すべての事象を冷静に理詰めで判断し、乗り越えていくには限界があります。
薬剤師の独立開業にやるべきことや心構えはすでに過去のコラムで述べました。
今回は、ちょっと毛色を変えて、パートナー(恋人、奥さん)の重要性について書いてみます。と言っても、一般論では面白くないので、僕の個人的な経験を書きます。
共同経営者とパートナーの違いは、見ている目線の違いにあります。共同経営者は自分と共通の利益(お金)を目指しています。だから、利益配分で揉めてしまう。
でもパートナー(彼女や奥さん)は純粋にあなたの助けになることを喜びに感じてくれています。二人で幸せになることが目線の先にあります。
僕は独立したときには、彼女の支えがありました。
彼女と付き合いはじめたときは、僕自身何も持っていませんでした。
いつでも開業の話に飛びつけるように、定職についておらずフリーターでした。そんな時期に付き合いをはじめたんです。
僕がその時持っていたものは、「何年も節約して、がんばって地方で貯めた開業資金」と「絶対開業してやるぞ!」という気持ちしか持っていませんでした。
今、思えばよくそんな明日をも知れない僕と付き合ってくれたな~と思います。
彼女は美人で相当モテる人だったし、告白した当時付き合ってる彼氏もいましたしね(苦笑)
付き合ってすぐに一緒に暮らし始めたのですが、僕はとにかく毎日、毎日、ドクターマップ片手に車を運転して分業してくれるドクター探しに奔走してました。
最終的に兵庫県の県南地域の医院はすべて調査したのですが、1日で可能な限り多くの医院を調査するには、どうしても朝早く家を出ないといけません。
それで、とんでもない田舎の方だと外食する場所もなく食事に不自由するので、彼女がいつもお弁当を早起きして作ってくれてました。
彼女自身も薬剤師で仕事をしていたので、出勤前の早朝から手料理で弁当を作ってくれたんですよ。大変だっと思います。
僕はお昼時、運転で疲れたとき彼女の弁当を食べるのが何よりの楽しみでした。
彼女が休みの日も、ドライブデートと称して医院の調査に出かけました。ほんとは色んな場所にデートに行きたかったと思いますが、嫌な顔ひとつしなかったですね。
帰宅したら、晩御飯の支度や家事もこなす働き者の彼女でした。
僕は、今でも思うのは、「彼女の存在がなかったら独立はできなかっただろうな」ということです。
ほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうな、K。
薬剤師が調剤薬局を開業しようとする際の技術的なものはすでにこれまでの記事で書きました。
でも、そういったものは所詮瑣末なものです。
最後まであきらめずにやり通すのに必要なものは「絶対独立するんだ!という強い気持ち」と「自分を愛して支えてくれるパートナー」だと思うんです。
お金は大事ですけど、必須ではないと思います。
パートナーさえいれば、たとえすべてを失っても希望は残ります。
独立開業を目指す薬剤師の方は、独立に躍起になる前にパートナーを探しましょう!冗談じゃなく、真面目な話。
一人で何でもやろうとすると、いつか心がポッキリと折れてしまうと思います。
一応、薬剤師の独立をテーマにしたコラムはこれが最終回になると思います。必要なことを思い出したらコラムに加筆しますが、基本的に最後は「自分を愛して支えくれるパートナー」を探しましょう!という意外な結末でした。(笑)
皆さんの成功を心から祈っています。
藤原ナオヤ